ゆうキジ

AIに関わるIT営業マンでメンタルトレーナーの僕が語る成果のための働き方改革の話

ビジネスで使える心理学

ビジネスは心理学で使える?実際どうなの?アメリカまで行ってトレーナーにまでなった僕が心理学だけでは成功できないと断言します。

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本日は心理学業界に切り込む形で行きます。

 

実際心理学の講座、セミナー等たくさんありますが

落ち込む人
怪しい。実際ビジネス的に使えるの?活躍できんの?って思う人が多いのではないでしょうか?なんか評判を探したと思ったら結局違う心理学の宣伝だし何がなんだかわからない。

 

そんな方に向けて、心理学では割とメジャーである米国NLP協会認定のトレーナーにアメリカまでいってなった僕が

 

「ビジネスは心理学を学んだだけではうまくいかない」

 

ということを今心理学を本格的にお金を払ってまで学ぶか迷っている方にお伝えしたいと思います。

 

もちろん全否定しているわけでなく有効な面も大きいです。

 

ですが、心理学をしっかり捉えないとビジネスで有効活用なんてできませんし、心理学をめちゃくちゃ学んだあげくに破産した人も知っています。

 

その方について記事については

意識高い系だった自分を努力家に変えた先輩の話

こちらをご覧になっていただければ確認できます。

ではなぜ、「心理学だけでは成功できないのか?」「どうやったら有効活用できるのか」という点に言及したいと思います。

心理学で儲けている人が心理学をすすめているという事実に着目する

大学生の時に心理学の業界ではメジャーなNLP(Neuro Lingistic Programming)を学びました。

NLPは日本語でいうと神経言語プログラミングと略され、ざっくりというと「人間の五感や言語によって人のパターンが形成されるので、今が都合悪いならいい形に変えてしまおうよ」っていう心理学です。

 

NLPはオバマ元大統領なども学んだことがあるそうで、大手のヒューマンアカデミーなども推薦しているので学ばれている方も多い心理学なのではないでしょうか。

 

ここではNLPについて詳しくいうつもりはないのですが、私は米国NLP協会で総費用200万近くつかい1年以上使い、アメリカまでいってトレーナーになってます。

 

そこからも心理学には何回も参加して、3年以上コミットしまくりました。

 

ですので、半端な立場として言っているわけではないということだけご理解いただければと思います。

 

そんな僕が思うのは

「心理学を使えばビジネスで成功できます!」って言ってる人が心理学の講座とかで飯食ってたら

なんかずるくない?

ということです。

 

だってそうじゃないですか。ビジネスって別に心理学以外も山ほどあって分野も様々あるわけです。

 

心理学を学ぶ方のそれぞれの分野で活躍・成果がだせなくては意味がありません。

 

そうでなければ、心理学をビジネスで活かしたかったら「心理学で起業」しかできないということになってしまいます。

 

こういったところに心理業界の矛盾がはらんでいると思っており、業界で売れている人ほど心理学の専業になっているという状態です。

 

心理学を教えることが専業の人が、実際の現場でどの程度使えるのかどうかは分からないのではないでしょうか。

 

カウンセラーやコーチになる手はありますが、「自分がビジネス現場で活かす方が先なのでは?」と思います。

 

ですので、心理学で飯を食っている人の言葉をそこまで信じる必要はないのではないかと思います。

 

それよりも、実際心理学を活かして営業や職場のコミュニケーションで利用できている人から話を聴いた方がいいと思います。

 

僕自身トレーナーとして講座をさせていただいたこともありますが、IT営業としての本業をしているのはそういうところにあります。

 

その中のエッセンスをお伝えできればという思いでこのブログも書いています。

心理学は誰でも・何でも使える魔法のテクニックではない

まず心理学というと、よく書店で売られている

 

「悪用厳禁!これを使うだけで面白いほど人が操れる魔法のテクニック」

 

といった書店で売られているようなタイトルを想像する人が多いのではないでしょうか。

 

実際僕も小学生の時から、そんな本を読んでいましたからもともとそんなイメージを持っていました。

 

ですが、しっかりと学べば心理学とはそういう薄いテクニック集として使えるものではないことが分かります。

 

例えばバックトラッキングという手法があります。日本語でいうとオウム返しです。

 

相手の言葉をマネすることで相手から信頼感を得やすくなるというものです。

 

例えば、

「俺車が好きなんだよね」

と上司がいったら

自分もただ

「へぇー!上司さんは車が好きなんですねー」

とただ言えば信頼感が得られるという風に思われていたりします。

 

1回や2回ならまだしも何回もただ繰り返されたら「話本当に聞いてる?」ってなりますよね。

 

これがただのテクニックどまりの状況です。

 

逆にその裏で動くバックトラッキングの構造は

 

①相手の意図に沿った内容を繰り返すことで、発言の意図を理解してくれると思ってくれやすい

②繰り返すことによって、回答までの時間を稼ぎやすい

という2点があります。

 

①の「相手の意図に沿った内容を繰り返す」という視点はすごく大事です。

 

信頼が得られるのは「自分のことを理解をしてくれていると思ってもらえた」結果であって、言葉を繰り返したことによって得られた結果ではありません。

 

「人間は自分のことを理解をしてくれている」と思えると相手への信頼感が増すという側面があるんだな。

 

ということが本当に心理学で学ぶべき原理原則です。

 

では、「相手が理解してくれていると思えるようにするには何をしたらいいんだろうな?」

と考えられるようになることがテクニック論からレベルアップするために最初に必要なことです。

 

そう考えるようになると先ほどの会話も

 

俺車が好きなんだよねー

という上司の切り出しもただ繰り返すのではなく

(あれ?最近全然そんなこといってなかったのに新しい車でも買ったのかなー)

へぇー!車が好きなんですねーもしかして最近車とか買っちゃいました?笑

といった会話が思い浮かんだりできますよね。

それでもし当たってたら

そうそう!そうなんだよーよくわかったね!(すごくうれしそう)

という風に満足感を得られるでしょう。

 

こういう風に誰かが考えたもので使えたものがテクニックになったというだけです。

 

大事なのは結果としてテクニックが生まれているだけで、テクニックがあるから結果が生まれているわけではないというところなんです。

 

あくまで自分で課題に対して対策を考える、という癖をつけるようにしないといざ現場では何も使えないということになってしまいます。

 

僕自身「学んだはいいものの、実際にどう使えばいいかわからない!」という方を山ほどみてきました。

 

心理学のテクニックだけ学んでも仕方ないということがわかります。

心理学を学ぶメリットは今まで考えもしなかった視点を学べることにある

僕的な心理学のビジネスで使える点を伝えさせてもらうと

 

「人間の思考や行動の原理原則」を学べる

 

という点につきると思います。

 

人っていうのは〇〇の原理があるんだ!

→ではもっと営業というコミュニケーションをうまくいかせるためにはどうすればいいんだろう?

と考えられるようになるだけで大きな+です。

 

今まではそんなこと思いつきもしなかったでしょうから。

 

ですが、例えば原理原則相手考えて実際にコミュニケーションに落とし込むというのは言うのは難しいことです。

 

どうしても訓練が必要です。

 

そこがテクニックをただ使うのと違って難しいところですが、逆にいうと身に着けた時の効果は多大なものになります。

 

「課題に対して、仮説を立てて実行する・実際にどうだったか検証する」ということができてパターンもためていける能力があればそれこそビジネス的に成功できると思います。

 

それこそが心理学を学びたい人が身に着けるべきスキルなのではないでしょうか。

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