今日は新卒は最低3年とか言わずさっさと転職した方が得だと思ったので記事にしました。
ちなみに僕は27歳、IT営業4年目で、2年と9ヶ月で今年の1月から転職しています。
転職前は創業15年近い300人規模のIT系の会社、転職後は創業3年目の60人規模のベンチャーに転職しています。
その理由についてお伝えします。
3年経つ前に辞めた方がいい理由:給料の差がでかい。一番大きな理由。
昨日前の会社の同期4人で久しぶりに集まりました。
当然、それぞれの仕事の話になるわけですが4年目にもなると3年も仕事しているので、ある程度仕事もできるようになっています。
新規事業の創出に関わって会社で表彰されたり、経済産業省の起業家支援プログラム「始動」に選ばれてシリコンバレー行ったり、顧客先から引き抜きにあったり非常に優秀な同期達です。
最近は人とつるむことよりも、自分の技術を磨くことに集中してプログラミング学習やブログ作成をすることに力を入れていた僕でしたが、非常に刺激になりました。
僕の同期は皆世の中のことを考えており、頭もいいし行動力もある。一般に比べてもすごい同期なんではないかなと思います。
でもそんな新卒同期達の給与テーブルは、僕の給与より低いわけです。新卒だと給与が上がりづらいのだと実感しました。
前の会社で新人賞という表彰を獲得した同期が一番昇給していて給与等級が高かったのですが、それでも「額面月給32万・手取り23万近く+ボーナス。」
僕は「月給37.5万・手取り30万+ボーナス」です。
僕が辞めた時の等級より高かった同期より、手取りベースで月7万近く変わってきます。年間にすると使える額で84万変わります。かなり大きいですよね。
ボーナス額もそこまで差が出ないので、僕の方がかなりもらっています。
ちなみに新卒の会社で僕の給与水準に達するためには給与階級を2〜3あげる必要があります。半年ごとの査定で評価が出ないと上がりませんので何年かかるか分かりません。下手したら上がるどころか下がってしまうこともあります。
で彼らから比べて僕が特別優秀かというとそうとは思えないわけです。
では、転職して給与を上げた方が得ではと思ったわけです。僕は2年目の最後にスカウトが来ていますので3年もいりません。
2年もいたら、目的が明確なら1年でも大体業務を理解しているはずなので次を目指すもありだと思います。
転職組の方が給与テーブルも確保してもらいやすいので上がりやすいです。
もうひとつの理由、自分の市場価値を考えず一つの会社に慣れすぎるのは怖い
もうひとつ感じたことは、ひとつの会社に慣れすぎるのは怖いということです。
前の会社では、一つの事業がインフラ系で安定した利益が出続ける構造となっていました。
倒産のとの字も出ず、内部留保もものすごくある優良会社でした。
事業も安定していて、チャレンジもさせてもらえる会社でいい会社です。感謝はしているのですがそれでも転職を経験してよかったと思っています。
会社に入って業務を3年も経ってくると、仕事も慣れてきてある程度仕事はこなせるようになってきます。なんとなく仕事をしていてもです。
1年目は目の前の仕事に一杯一杯ですが、次第に仕事にこなれてきて安定感とも停滞感とも言える状態に陥りやすいです。僕は少なくてもそうでした。
僕は2年目の最後からそんな感じがありました。その時に僕にヘッドハンティングの話があったので、やめるまでに成績を残そうと目標を持って頑張れましたがそれがなければなんとなく仕事をしていたんではないかと思っています。
転職を考えたら、いやでも自分の市場価値というものを考えることになります。
僕の場合、違う会社でもそれなりに評価されたということです。給与が上がるのもそうですが、自分の市場価値を考えるだけでも非常にいい機会だと思います。
自分の場合、業界特化のIT営業をしていたことが他の会社でも売れました。

という実感になりました。そうして転職するともっと自分の市場価値をあげるためにはどうすればいいのだろうという思考も回り始めます。
それが、今のプログラミング学習やブログ作成を頑張っている理由につながっています。
転職をする気が無かったとしても今の自分は、どれくらいで他社に売れるのだろうくらいは調べておいた方がいいと思います。
それがこれから働くモチベーションにもなるし、方向性を考える軸につながってくると思います。
転職すると何が当たり前で、何が会社特有なのかとかも見えてきやすいです。
今の時代定年が何歳かわからないですし、1社に守ってもらうというのも限界があると思うのでいかに自分の価値を高めるかを考えた方がいいと思います。
僕が新卒の時に言われた人事部長の奇抜な一言を紹介します。
新卒の会社に3年もいると慣れすぎちゃうから、3年もいなくていいと思うよ!
聞いた当時は1年目で、採用している立場で言うセリフか!って思いましたけど今の僕はその通りだと実感しています。
その人事部長もしっかり自分を売って転職、大手グループの人事のマネージャーポジションをしっかり獲得していました。
今の仕事に停滞感を感じるなら、是非今すぐ転職を念頭に入れて活動することをお勧めします。
参考までに僕の転職までの道筋を紹介
正直運の絡んだ部分もありますが、IT営業の僕の転職までのルートを参考までにお伝えします。
①AI系に興味があったのでAI系のイベントに参加。そこでAI系サービスを行い、登壇していた今の転職先の社長と出会う。
②ちょうどAIがブームであり、自分の顧客も関心が高い分野だったので何社か自分のお客さんを紹介する。
③僕の持っている顧客が、その転職先の会社が進出しようとしている業界だったため気に入ってくれヘッドハンティングでスカウトされる
こんな流れです。
これを皆さんの興味のある業界と、営業として自分の持っている顧客の業界と照らし合わせれば似たようなことができる可能性はあると思います。
ですが、今思えば少しでも興味がある会社があるなら直接応募してしまって、同じようなことはできたと思うのでお勧めです。
直接応募するメリットはもうひとつあって、雇う側が給与を上げやすいと言うことです。
転職エージェントを使うのもいいのですが、その場合年収の3分の1程度がエージェントに流れると言うような形で企業の負担が増えてしまいます。
中抜き額が年収の3分の1で450万の年収(月給37.5万)の場合で考えてみましょう。
その場合、企業側は600万以上用意する必要がありますから決裁を取りづらくなってしまいます。直接応募の方がいい水準で取りやすくなる理由です。
転職エージェントを使うのはどうしても企業の候補探しができないと言う場合は使うなど用途を限定でいいと思います。
僕は今AI系サービスのIT営業で新規サービスの開発に関わる立場です。プログラミング学習を進めることで技術もわかる営業としてスキルアップを今狙っています。
こうやってどんどん価値を上げて、給料上げてやろうと思ったのも転職が大きなきっかけのひとつですね。
ついでに記事とはずれるので詳しく述べませんが副業の大事さに気づいたのも転職がきっかけになっています。
転職にリスクを考える人は多いと思いますが、今の会社にいることがどれくらいリスクかもわからないです。
迷う程度に転職を考えているなら飛び出してみることをお勧めします。
今日は転職の勧めの記事でした。是非新卒入社の若手の人には参考にしてもらえればと思います。