ゆうキジ

AIに関わるIT営業マンでメンタルトレーナーの僕が語る成果のための働き方改革の話

ビジネスで使える心理学

強いマイナス感情が出た時こそチャンスです。

投稿日:

たまにはアメリカまで行って学んだ心理学の内容を記事にしたいと思います。

マイナス感情が出た時はチャンスですよという記事を書きます。

私ごとですが、スパルタプログラミングスクール、256timesの課題で10日間の内7日目で落選しており、力はついたという実感をあるものの非常に悔しさを感じています。

みなさんも、非常に悔しい時、嫉妬する時、怒る時、悲しい時、怖くなる時、落ち込む時などマイナス感情と言われるようなものが出ることはあるのではないでしょうか。

ですが、そんな時こそチャンスであるというのを僕の学んできた心理学の知見と僕の体験談からお伝えしたいと思います。

そもそもマイナス感情は自分の身を守るのに必要だから起こっている

そもそも感情は何の為に起こるのでしょうか。僕らがマイナス感情を持った時必要ないと思いがちですが、本当は必要だから起こっています。

人間はもっと昔の時代、自分の安全を守ることが今よりももっと必要でした。

猛獣のような命を脅かす動物が周りにうじゃうじゃいるような状況では、自分の身を守れない=死に繋がるからです。

人間はその為に感情も発達してきていますし集団行動も覚えてきています。

例えば、恐怖があります。恐怖をすることは嫌だと思う人も多いと思います。

ですが、目の前に猛獣がいて恐怖を感じなければ逃げるという行為もしません。つまり死に繋がります。

また高所恐怖症というのもありますが、高所から落ちることに恐怖を感じる=自分の身を守るという意味があります。

一切恐怖を感じないということは何も考えずに落ちる=死に繋がりやすくなりますので、恐怖を感じるのは理にかなっています。

ただ、現代の発達した世界では社会もセーフティネットも非常に充実しています。命の危険がほぼないです。

安全な現代では、マイナス感情が大きすぎると必要以上に行動できなくなったりするので不都合の場面が増えてきてしまったというだけなのです。

だからマイナス感情を持つことは本来人間にとって必要なはずなのですが、厄介な存在になってしまっています。

その他にも例を挙げておきます。ここら辺は感情の分け方も意味づけも諸説あるので参考程度にご覧ください。

怒り・悔しさ=自分を奮い立たせて、目の前の相手と戦うエネルギーをうむことで自分の身を守る

不安=心配な気持ちが転じて、未来のことに準備を進める気になり不測の自体を防げる

悲しみ・落ち込み=過剰なエネルギーを抑制して休息を促す・危険な場に出ることを防ぐ

といった感じです。あくまで一例ですが、全ての感情に意味があるということは覚えておきましょう。

大事なのはマイナス感情を自分でどう解釈し自分に有利なものに変えるか

マイナス感情が出た時、それを逆転的に使う方法があります。

それは、自分と感情のポジションを変えてしまうことです。受け身から能動的に変えてしまうことです。。

何を言っているかわからないと思いますので、言い換えると「自分はなぜこの感情を得ようとしたのか」を考えるもしくは決めるということです。

質問に言い換えると以下になります。

「自分が意図して、この感情を得たとしたらその感情はどんなメッセージを与えようとしているのだろうか」

という問いに答えてみてください。これがマイナス感情をプラスに変えるチャンスです。捉え方の枠組みを変えてください。

例えば、自分が何かで結果を出せなくて結果を出している誰か悔しさを感じていたとします。

悔しさを感じる=自分をもっとできると思っているということです。自分の可能性を信じているということです。

ですのである意味いい兆候です。その可能性を信じてやり方を変えてまたチャレンジしたり努力量を増やせばいいことです。

そこで自分の答えの中で「自分には可能性があるので、もっと突き詰めて頑張る為にこの悔しさを得た」と考えられればめちゃくちゃプラスです。

ですので負の感情がチャンスに変わります。ここまで行ければ感情は怖くないです。

ただ、中々その感情に浸っている時に+の意味を見出すことは厳しいので以下のステップで進めることをお勧めします。

①負の感情が出た時はとにかく否定せず少し落ち着くまで感じ切る

②感情が落ち着いてきたら(冷静になってきたら)、自分がなぜその感情を得たかったかを考えて決める

③そこで得た意味をアクションプランに落とす

④行動する

という形です。

①負の感情が出た時はとにかく否定せず少し落ち着くまで感じ切る

今怒りまくっている時や落ち込んでいる時にその感情を否定しようとしてもほとんど効果がありません。というより無理だと思います。

ですのでその感情を否定せず感じきってください。怒りだったら怒りきってください。なるべく人に迷惑をかけないようにしてですよ笑

「あームカつくとか!」「クソ野郎が!」とか言葉にしてもOKです。あとで損するので、なるべく他人には危害を加えずにいきましょう。外に出て誰も聞いてないところで文句言うとか悔しさを口にするくらいがいいと思います。

人間どんなに大きな感情でも、数時間〜数日もたてばある程度は治まってきます。

お風呂に入ってリラックスする・運動をする。部屋や周りの掃除をしまくるとかなるべく心の無にできる時間を作るのもありです。

その感情を否定しないというのが大事です。自分にプラスをもたらしてくれる・自分で得ようとした感情を否定する=自己否定につながるからです。

実はエネルギー的に見れば、悔しさ・怒りというのはまだいい方で、自分を信じていているから起こることである意味健全です。一番最悪なのは自己卑下・自己否定です。

自己否定がいきすぎてしまうと何かをするエネルギーを失ってしまうので危険です。

何があっても自分を否定しすぎないことはポイントです。その負の感情含めて自分を認めてあげましょう。

ここはあまり語られておらず日本では反省することの大事さばかりが目立ちますが、行動して成果を上げている人は、ある程度自己承認力があった上で行動に対して反省しています。

逆に自己承認力が低い人は、反省して行動するどころか落ち込むだけで終わってしまう。自己否定して進まないということもありがちです。

自己承認力がない人は、まず感情ひっくるめて自分を認める訓練だけに注力してもいいと思います。それくらい重要です。

②感情が落ち着いてきたら(冷静になってきたら)、自分がなぜその感情を得たかったかを考えて決める

ある程度落ち着いてきたら、その感情を得ようとした自分の理由を考えてみましょう。

自分なりに次につながる理由で腹落ちできたらそれでOKです。

例えば悔しさに対して「自分の可能性を開花させる為に、自分が猛烈に行動するモチベーションを得たかった」等自分なりの解釈が生まれたらそれでOKです。

それに決めてしまう。というか思い込みレベルでいいです。それがあっているかは重要ではなく、十分行動できるエネルギーになればOKです。

③そこで得た意味をアクションプランに落とす

そこで終わってはただのポジティブシンキングで何も産まない人になってしまうのでそれをアクションプランに落としましょう。

例えば「チャンスを逃さない為に憧れの人のブログやSNSなどは毎日見る」「案件の報告・相談を関係する上司や先輩に持ちかけチーム営業できるようにする」など自分の手でコントロールできる行動の範囲に落とします。

④行動する

ここまでできたら強い感情であればあるほど、強い動機とそれに伴う行動まで生まれているので後は、やるだけです。

マイナス感情が生まれる前の自分より進化した自分で行動できているはずです。


 

最後に勝手ながら僕の体験談を話させてください。

こういったノウハウは心理学を学ぶまで全く知らなかった僕ですが、実は無意識下で負の感情を力にして成果まで持って言った時がありました。

高校の時女の子に振られてめちゃくちゃ悔しかったわけです。

見返したい一心で、鬼のようなモチベーションでダンス部のなかった学校でブレイクダンスを独学でDVD買い漁って周りを巻き込み練習しまくりました。

僕の高校の体育祭では、色ごとに分かれてダンスをすることが慣習になっていました。

そこでの副団長になった僕は、ブレイクダンスの振り付けを考えみんなに伝えて、ソロパートまで作るというそれはすごいモチベーションでそこまで持って行きました。

その後同級生に「ゆうきば(僕のこと)がいたからよかったよ」と言われた時は非常に快感でした。

そのモチベーション・その体験・行動力や結果は悔しさという負の感情がなければ生まれないことだったでしょう。

そう言った経験が皆様にもあるのではないでしょうか。

ですので、今何かマイナス感情に支配されてしまっている皆様。あなたのその感情、逆手にとってみたらチャンスです。

それを最大限活かしましょう!

-ビジネスで使える心理学

Copyright© ゆうキジ , 2023 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.